ThinkPad X1 Yogaの復活 その2

キーボードベゼルの交換時に発見した指紋リーダーが、どうやっても動かない。デバイスの認識すらされない。もう一度裏蓋を空け、スピーカーとバッテリーを外して配線を確認してみたところ、指紋リーダーとマザーボードをつなぐ、フレキシブルフラットケーブルのマザーボード側の端子付近のところで、2mmほどの亀裂を見つけた。このケーブルは6mm幅の中に0.5mmピッチで8本の電線が詰まっているものなので、2mmの亀裂でも数本の電線が切断されてしまう。どうやらキーボードベゼルの交換作業中に、誤って切ってしまったらしい。

フレキシブルフラットケーブルは、単体では保守部品として販売されていない。Base Miscellaneous Kitという、この手の細かい部品を集めたものとして、$49で販売されている。ところが国内では扱っている店がなく、海外の店では販売はしているが、日本への輸出には対応していない。

困ったなと思いながら、ケーブルをしげしげと見てみると、表面に何やら型番やメーカー名のようなものが書いてある。検索してみると、ケーブルそのものは一般的な商品らしい。芯線の数や、ピッチ、幅、長さなどで、様々な種類がある。あちこち探して、条件を満たすものを見つけ、早速注文する。送料は別途かかるが、1本400円足らずだった。

数日で届いて交換してみると、あっさり認識されて指紋リーダーが動くようになった!