Finale 2014 on Windows 10

Windows 10にupgradeしてから、特に大きな問題なく利用してきたが、Finale 2014でひとつ問題が起きた。

Finaleでは入力した楽譜を自動演奏して音を確認する機能があるが、画面上の再生ボタンを押す方法では、楽譜の最初からの演奏するか、前回演奏中止したところの続きから演奏することしかできない。演奏開始箇所を小節番号で入力する方法もあるが、煩わしい。補助的な方法として、演奏開始したい小節で、「スペースキーを押しながらマウスクリックする」という方法があり、これがなかなか便利なのだが、Windows 10になってからこれが動かなくなってしまった。

小節の上にマウスカーソルを合わせスペースキーを押すと、マウスカーソルが耳の形に変化する。その状態でマウスクリックすると再生が始まるはずなのだが、いくらクリックしても反応しない。サポートに問い合わせてみると、ノートPCのタッチパッドなどの内蔵マウスデバイスの場合、そうした症状が出る場合があるということで、外付けマウスで試してほしいとのこと。確かに私はThinkPadトラックポイントを使っているので、その場合に該当する。ただ、私は外付けマウスというものを使わないので、試すことが出来ないし、それで回避出来たとしても、この機能を使うためだけに外付けマウスを使うというのも、なんだか釈然としない。

サポートに教わった情報を踏まえて検索してみると、Microsoft社自身のサイトで、Windows 8上のゲームソフト等の問題として、以下のページの情報が出ていた。

http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_8-tms/%E6%96%87%E5%AD%97%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%8A%BC/0bd654a7-2a1e-47f1-8539-f514e7fb7282?auth=1

このページに出ていたさらに別サイトからの引用の、以下の部分を参考にして、Windows 10で調べてみると全く同じ設定があり、変更することで問題が解決した。

> 1. チャームを表示して,「設定」をクリック
> 2.「PC設定の変更」をクリック
> 3.「PCとデバイス」→「マウスとタッチパッド」をクリック
> 4. 「タッチパッド」欄にある「入力中に誤ってカーソルを動かさないように,クリックが作動するまでの待ち時間を変更します」のドロップダウンリストから,「待ち時間なし(常に有効)」を選択する

私は今までWindows 7上でFinale 2014を使っていて、今回Windows 10にupgradeしたため、Windows 8でFinaleを使ったことがないし、ゲームの類もやらないし、他のソフトウェアではキーボード操作とマウスクリックを同時に行うショートカットをたまたま使っていなかったので、今までこの問題に引っかからなかったらしい。Finaleのサポートにも同じ情報を連絡し、ここにも書いておくことにした。