米と麦とぷちぷち


家人が大麦やアワ、キビなどの穀物を買ってきたので、麦飯を炊くことにした。例によって、米をグラム単位で計って焚いているので、穀物を混ぜた時の水分量を計算する方法を考える必要がある。アワやキビなどは少量なので誤差の範囲として、米と大麦について考えることにする。

 

以前書いた通り、米は炊きあがると水を吸って2.2倍の重量となる。また、米1に対し、1.47倍の重量の水を加えるのが黄金比ということだった。大麦について調べてみると、炊きあがると2.8倍の重量となることがわかった。また、大麦1に対し、2倍の重量の水を加えるのが良いということがわかった。

さらに、米と大麦の比率を3:1にすることにした。

焚きあがったご飯の重量をg、乾燥状態の米の重量をk、乾燥状態の大麦の重量をm、米と麦に加える水の合計重量をwとするとき、以下の関係がある。

 

g=2.2k+2.8m

w=1.47k+2m

k=3m

 

これを解くと、以下のようになる。

 

k=0.32g

m=0.11g

w=0.68g

 

2人分で200gぐらいの麦御飯を炊くには、64gの米と22gの大麦に138gの水を加えて炊けば良いことが分かる。切りよく60gの米と20gの大麦に128gの水を加えて炊くことにする。

実際に試してみると、やはり少量で炊くと固めになるので、少し水を増やして135gの水で炊くと丁度良かった。

例によって米は水で洗った段階で水を含んでしまうので、水の重さを計るには以下の手順にするとよい。

  1. 米60gと大麦20gをそれぞれ乾燥状態で重さを計って取り分けておく。
  2. ボールに米を入れ、水で洗う。
  3. 器を計りに載せ、0gに調整して、水を切った米をいれ、乾燥した大麦を加え、最後に水を加えて合計215gとなるようにする。

アワやキビは最後に少量パラパラと加えるぐらいで良い。