ガスパッチョ試作中

f:id:tom-leo-zero:20210716101811j:plain

実家のキッチンを整理していたら、ジューサーが出てきた。モーター部分と容器部分が分かれていて、容器部分は大小二種類あり、大きなものはいわゆるジューサーとして使い、小さいものはミルとして使うらしい。早速、バジルの葉をレンジで乾燥させて、ミルで粉にしてみたりして、問題なく使えることを確認した。

前から興味を持っていた料理の中で、スープの類のレシピで、ジューサーを使うものがあった。そのうちジューサーを買おうかと思っていたところだったので、丁度良かった。

季節も夏となり、冷製スープが食べたくなったので、ガスパッチョを作って見ることにした。ガスパッチョはレストランで食べたことしかなかったので、作り方を調べるところから始めた。今まではなんとなく、トマトベースの冷たいスープというイメージだったが、原型はパン、ニンニク、食塩、酢、水だけで作っていたらしい。

まずはトマトベースで作って見る。味が濃い方が美味しいだろうと思って、フルーツトマトを使ってみた。トマトは皮に切れ目をいれて熱湯に20秒ほどつけてから水にさらすと、簡単に皮がむける。皮を剥いてから適当な大きさに切る。トマト以外にもズッキーニやピーマン、玉ねぎなども少し入れると味が複雑になる。色のある野菜はトマトの色を邪魔しないような色の物を選ぶか、皮を剥いてから使うとよい。パンはバケットが良いらしいが、食パンでも良い。耳は使わず、中身の柔らかい部分だけを千切って使う。

材料の一部、特にトマトやズッキーニは、5mm角程度の角切りにして、トッピング用に取っておく。

トマトの皮を剥くのが面倒な場合は、イタリアントマトのホール缶を使うという手もあるが、その場合はトッピング用のトマトが別途必要になるかもしれない。

材料をミキサーに入れて、3秒程度スイッチを入れては止めてを繰り返し、少しずつ混ぜていく。空回りしているようなら、オリーブオイルや少量の水を足すと良い。

材料が混ざったら、味を見ながら塩を少しずつ入れて混ぜる。酸味が足りない場合は、白ワインビネガーを少し加える。塩味と酸味が丁度良くなったら、オリーブオイル、胡椒、ニンニク、クミンなどを加えて混ぜる。

味が丁度良くなったら、ミキサーから器に移して、ラップをかけて、冷蔵庫で冷やす。

食べる前に、トッピング用の材料を散らして出来上がりだ。

トマトベースのガスパッチョが上手く出来たので、トマトを全く使わないものも作って見た。家人が生のケールを大量に買ってきたので、一部はサラダに使い、残りはガスパッチョにしてみた。今度はケールの緑の色を活かすために、トマトは使わず、ズッキーニと黄色パプリカ、玉ねぎ、パンを加えた。

トマトがないと材料の状態で水分が少なく、ミキサーが空回りする。水を50mlほど加えると上手く回るようになった。

味の方もトマトがないと、塩分と酸味に欠けるので、塩と白ワインビネガーで調整する。あとは味を見ながら、オリーブオイル、胡椒、ニンニク、クミンなどを加えて混ぜたら、美味しく出来上がった。

ガスパッチョは基本的な作り方を理解すれば、材料やトッピングの組み合わせで、色々なものが作れるし、色どりも鮮やかなので見た目にも楽しい。